決断 ~中学の迷~

人生のはなし

あいさつ

本日も記事を読んでいただき有難う御座います。今回は私が料理人になるまでにあった心に影響を受けた話中学編です。この時の決断が現在の私の全ての始まりだと思います。今人生で”決断”を迫られている方や中学生で将来について悩んでいるそんな方に読んでいただきたいです。最後までぜひ読んでいってください。

人生をやり直せるなら

「タイムマシーンがあったらいつに戻りたい?」集まりの場でこのテーマはよくある話題のひとつだと思う。時を戻してどうしたいってわけではないけど、現実に満足していない人や、後悔がある人にはうってつけの話題なんだろうなって思う。実際、昨今アニメ業界では”転生もの”というジャンルが流行っており、みんな現実の世界を直視できていないんだな、って感じる。
私の場合は決して後ろ向きな意味ではなく、戻れるなら中学生に戻りたい。それだけあの頃に体験した数々の思い出や、悲しみ、苦しみ、期待、そして決断が今の私に影響しているから。

中学生になった私とイタリアンとの出会い


前回の話の続き、「料理人になる」と決意したその後、私は無事中学生になった。特に頭が良いわけではなかったが、学級委員に選ばれたり、小学生の頃いやいやで習っていたバスケットで最後にはキャプテン何てなってしまったばかりに、なし崩しに入ったバスケ部。毎日が忙しくなった。因みに恋愛もちゃんとしていた。すべてを話すと話が長くなってしまうので、全記はしないが、今後何かのタイミングで話せればと思う。
そんな忙し中で変わらず”コック”になると決めていた決意が確固たるものになる出来事があった。それは近所にとても素敵なイタリアンのお店がが出来たことだった。雰囲気が完璧で、ディズニーシーのあの感動をもう一度感じさせるほどの外観と内観、料理のクオリティだった。そして、そのレストランで本当のイタリアンに出会った。
人生で”美味しい”と感じたのはそれが初めてだった。そして漠然と”コック”を目指していた私に”イタリアンのコック”という目標が出来た。
因みに最初の就職先はそこにしようと決めていたのでバイトもしなかったが、結局就職もしなかったので、今でも純粋な気持ちでそのレストランに通うことが出来ている。現在でも変わらず素敵なレストランです。

「料理は誰にでもできる」

そしてもう一つが、「レミーのおいしいレストラン」を見たこと。ディズニーが大好きな我が家はもちろん毎年ディズニー映画のDVDを買っていて、2007年この映画に出会ったことで、私の将来の夢が確固たるものになった。
「誰にでも料理はできる」これは作中に出てくるキャラクターのセリフで、主人公たちが紆余曲折する中で一番大切にしていたセリフだと思う。そして映画の最後にはまた変わった意味をもってこのセリフは輝きを増すのだが、そこに関してはネタバレになってしまうので割愛します。
この映画をみて、もちろん、ねずみが料理するから面白いというのもあるけど、一番私が感動したのは作中に出てくるコレットという女性キャラだった。彼女は師を仰ぎ、努力の積み重ねで星付きのレストランに努めているという設定だった、そしてその知識量の豊富さは主人公たちの学びの土台となる。男しかいない料理の世界で頑張っている彼女は素敵だったし、驚きもあった。その後、実際に世の中では女性が星付きにいるのなんて普通のことなんだって、大人になって知ったけど。男が全てじゃないと知ったのも大きかった。
私は生まれながら天才だ!なんて周りに評価されることなんて無かったし、もし結果が出ていても、それは私の努力の結晶だと思っている。料理に関してもそうだ、天才じゃない、別に料理人の息子でもない、当時鼻炎もちで、年中鼻づまりで、味や香りを人一倍感じない私が”好き”ってだけでこの道を選んで良かったのかな、って考える日もあった。でもこの映画を見たときに感じた”努力の大切さ”と”好きという気持ちの大切さ”、そして「誰にでも料理はできる」この言葉を聞いて、私は料理人という道に覚悟をもつことができた。
今でもたまに子供たちと一緒に見るけど、何年たっても素敵な映画だし、海外のディズニーランドにはアトラクションとレストランがあるらしい。ぜひ家族で訪れてみたい。

そんなことがあり、料理人になる気が最高潮迎えた中学3年生に”進路”という大きな決断を迫られることになる。

終わりのあいさつ

本日も最後まで読んでいただき有難うございました。中学編はまだまだ続きますし、今回の記事の流れとは別の中学での問題や思い出を別の機会に話せればいいなって思っています。ぜひ今後ともよろしくお願いします。お時間があれば他の記事もぜひ見ていってください。ではまた。

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